2013年11月24日日曜日

映画「ハッピーフライト」

久方ぶりの映画レビューです。

「ハッピー・フライト」。グウィネス・パルトロウが飛ぶ鳥落とす勢いだった(と思う)頃の、スッチー映画です。綾瀬はるかのじゃありません^^

スッチー物は日本では女の子に受けますが、どちらかというと、アメリカではフライト・アテンダントは、ブルーカラーのお仕事と言われていて、確かに欧米のスッチーは結構ぞんざいな感じの方が多いので、ハイソなイメージのグウィネスが制服着てCMしてた時は、アメリカでありだったんだろうか?と正直疑問でした。

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ネバダ州のショーガールの娘としてトレーラーハウスで生まれ育ったドナ(グウィネス)は、何とかして田舎から出たいと思っていました。スーパーで働いていて、男に別の女と一緒に去られたとき、たまたまテレビに出ていた成功したフライト・アテンダントの女性を見て、その伝記本を読み、フライト・アテンダントを目指します。
初めは、田舎のローカル会社でしたが、努力で大手企業の研修生になり、ついには、成功した女性と同格の、パリ行ファーストクラス担当になります。
だけどしかし、苦労時代に知り合った彼が・・・

とまあ、王道のアメリカ成功物語です。

この映画のいいところは、ドナの成功が、不合理ないじわるによる左遷を通っても、客の期待から外さないで書かれていることですね。アメリカンドリームと言っても、地方の貧しい家に生まれて、せいぜいこうこうこうしか出られなかった女性は、今では成功が難しいと思います。でも、フライト・アテンダントなら、頑張れば成功できるかもしれない、という現実的な夢を与えてるんです。

そして女の子のあこがれの、きれいな着飾った都会生活もちゃんと書かれていること。また、成功した先輩女性が、きちんと内面も品がいいことです。

欲を言ってダメなところを言えば、女の子はもうちょっと成功した場面を長く見たいと思う(笑)。それと、成功前の場面はまだしも、最後の泥臭い選択は、恵まれた東海岸育ちのグウィネスだとミスキャストになってしまいますね、どうしても。

でもまあ、女性はこういうの好きだと思いますので、冬休みにもいかがでしょう。
前回レビューした、「食べて、祈って、恋をして」よりはずっといいので。

★3.5







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