前々から行きたいと思っていた損保ジャパン東郷青児美術館に行ってまいりました。
ここには、バブル期に安田海上の社長さんが10億くらいで購入したひまわりがあるのが有名です。ほかにセザンヌなんかもあるみたいなので、一回行ってみたかったのです。
やっぱり連休だから混むかな、「オディロン・ルドン展」てよくわからない展覧会がやってるけどあんまり人気なさそうだから連休中でも開館と同時に行けばちゃんと見れるかも、と思い、10時につくようにいってきました。入場料1000円。
まずは「オディロン・ルドン展」。正直言うと全く作風が好みじゃないです。多くが黒を基調とした、水木しげるみたいに目玉だけとか、おどろおどろしい絵をかく人で、神話ものや挿絵を良く書いていた人のようです。
想像以上に、結構すいていまして、ルドンは適当にやり過ごしいよいよ最後にありました。
ひまわり(Wikipediaから) |
※どんな絵か見たい方はこちらのHPをどうぞ↓
損保ジャパン東郷青児美術館HP
ですが、この3点が秀逸です。しかもすいているから超一流の絵画がじっくり見れる。
ひまわりは、バブルのころにジャパンバッシングがあったときに購入されたので、何だか日本人が金にものを言わせて買ったみたいなネガティブなイメージがついてしまっていますが、今思うと、この社長さん(後藤康男さん)、よくぞ買ってくれたなぁと思います。
だって、これだけの絵って、日本でなかなか見れないし、見れるときは大混雑でしょ。お金のある人が、それだけの相当の対価を払って買ったのに何で悪いんですかね。しかもちゃんとみんなに公開してくれてる。安易に迎合して人をバッシングするより、いいと思ったことを実行する人の方がいいのかもね、って思いました。
ちなみに、私もこの後藤さん、「死んだら買った絵を棺桶に入れてくれ」って言った人だと思っていたのですが、この人じゃないそうです。AERAで見た気がしたんだけどな・・
ひまわりも大きめの絵でよかったですが、セザンヌのリンゴとナプキンが一番良かったかな。
ルドンはあんまり好きになれない絵でしたが、絵についている表題の和訳や注釈がなかなかで、珍しく感覚的でなくて、画家の試行錯誤や思想みたいなのを感じさせてくれました。見せ方がうまいと思います。
めぼしいのは3点だけではありますが、こういったところもありまして、よい美術館だと思います。
★4.5
聴けよこの曲 4ブログトーナメント
ブログ村トーナメントで優勝しました。応援ありがとうございます。
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