昔は文学少女な方で、近所の本屋に並んでいる文庫を一つ一つ見て回って吟味して買っていたりしていたものでしたが、大人になって専門書を読むようになると、作り話がつまらなくなり、最近とんと本を読まなくなりました。
結末が途中でわかったりとか(笑)
映画やドラマはビジュアルに訴えるからまだよく見るんですけれども。
先日久しぶりに買ったのがこれ、村上春樹「1Q84」です。
1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫) (2012/03/28) 村上 春樹 商品詳細を見る |
文学少女だったころは村上春樹もよく買いました。
もうあんまり覚えてないんですが、面白くて作品の2/3くらい読んだと思います。ですが、あるとき「ねじまき鳥クロニクル」を読んだときに、なんか前に見たような話だし、結局は自分の中で完結してるだけじゃん?と思ってしまい、ファンをやめてしまいました。これはものすごく話題になったのが文庫になったので、読んでみました。
村上春樹にしては異質だと思います。村上春樹の主人公の男は、地味でさえない仕事をしていて、テンションが低くて、年上のそんなに好きじゃない彼女がいて、派手な男が嫌い(というより憎悪に近い)で、斜に構えている男ばかりですが、今回は初めそういう男なんですが、途中で自分から行動を起こす男に代わるっていう点ですごい異質です。
女については主人公にしたり、女が考えていることを描写したりっていうこと自体がなかった気がするし、こういう武闘派の若い女性も出てこなかった。
また、エンターテイメントチックなのも変わってます。
そういう意味で意欲作なのかもしれませんが、うーん・・・なんか無理している気がします。
手を使わないとしかめた顔が戻せないとかって、いるんでしょうか。。美少女は胸が大きい必要もないし。女の人の描写はだめなんだなっていう気がしますし、男の人ももしかすると違う種類の人が書けないのかもとか思っちゃいました。
実用書ばっかり読んでるから、私がさびているのかもですけれどw
★は1つ。
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