はまったNHKドラマの話第2弾でございます。
もうだいぶ前に再放送されてしまったのでしばらくやらないかもしれませんが、「八日目の蝉」。
ご存知の通り映画版は井上真央ちゃんと永作博美さんのキャストで、日本アカデミー賞を10冠とっているらしいです。映画のほうは見ていないのですが、ちょうどストーリーは気にはなっていたところ、例によってNHKのプレミアムドラマ枠でやっているじゃない♪と、さっそく録画して拝見。ドラマ版は北野きいちゃんと壇れいさんですが、ほぼ壇れいさんメインのドラマです。
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無責任な所帯持ちの男と不倫関係になって妊娠したものの、堕胎せざるを得なくなり、さらに相手の妻から暴言を浴びせられて家を放火しようとした壇れいさん演じる女が、ほぼ同時期に生まれた正妻の子供をはじめは殺そうとしたものの誘拐。そのまま逃亡劇に入るというお話です。
不倫していたときはものすごくこの女はつまんない女なのですが、子供を自分の子として育てていくと決めたときから、ものすごく強くなる。そして、捕まる恐怖と闘いながらも、不倫してたときからは比べ物にならないくらい幸せな生活を送るのです。
その移り変わりを演じる壇れいさんが美しいうえに、相変わらずのすごい演技力。美人や舞台役者はテレビで大根になりがちですが、ほんとカメレオンのように人格が変わりますよね。
主人公が娘と逃亡している間は、ゴミ屋敷に泊めてもらったり、ちょっと胡散臭い女性の駆け込み寺みたいなホームで隔離生活を送ったり、小豆島に逃げたりするわけなのですが、そこで出会う女たちが、みんな社会の負け組で、欠点だらけで、一般的に言ったらだめ女なのだけれども、ものすごく強さがあってすごい素敵なんですよ。勝ち組とか負け組とか言ってるちゃらちゃらした奴ら、おい、見てるか!って言いたくなるくらい、人間て、女ってかっこいい、と思うと思います。ちなみに、倍賞美津子さん、坂井真紀さん、高畑淳子さん、などなどが演じておられます。
さらわれた娘を演じる北野きいちゃんの出来がちょっといまいちな気がする。
でも、ほんとにドラマの出来がいいので、★は5つ。必見です。
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