映画のお話。
昔映画タダ券をもらったので、会社をさぼって見に行ったんですが、大好きになった作品が、先般BSでやっていたので、録画して、「ハードディスクの容量がなくなったから見ちゃおうかな」と思って観たら、やっぱり大好きなので、消せなくなってしまったというくらいなのでご紹介。
出演陣が豪華です。キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック。
勝気でLAで映画予告編制作会社経営者のアマンダ(キャメロン・ディアス)は、同棲中の恋人の浮気が原因で別れる。まじめで優秀なイギリスの出版社社員のアイリス(ケイト・ウィンスレット)は、3年もつかず離れずの関係(仕事で利用されているだけなんだけど・・)で片思いしてきた同僚が別の美女と結婚することになり、その話を知らされないまま、サプライズで聞く羽目に。
失意のアイリスは、ネットでクリスマス休暇中に家を交換する人を募集し、アマンダがこれに乗る。そして、アメリカ人のアマンダは、英国でアイリスの兄(ジュード・ロウ)と出会い、英国人のアイリスはLAでアマンダの元彼の仕事仲間(ジャック・ブラック)と出会う、という設定。
って聞くと、単なる恋愛映画のようですが、これだけのキャラが出てるだけあって、単純ものではないです。
ケイト・ウィンスレット演じるアイリスは、真面目で男に利用されますが、なかなか思い切れません。その彼女が、LAで自分の状況を説明する場面が切ない。“それでもいつか自分のところに来るんじゃないかって、都合のいい夢を見る。”決してブスじゃないし、優秀だし、すごく思いやりのある素晴らしい女性だけど、あまりセクシーじゃなくて、真面目で古風で自分はつまらない女と自分でわかっている世界によくいる女性達からすると、彼女の悩みは痛いほどわかるでしょう。
また、ジュード・ロウの演じるアイリスの兄グレアムがものすごくいい。ジュード・ロウは文句なしのイケメンですが、この映画に出てくる彼は、ものすごく女性に対する偏見みたいなのがなくて寛容で、素直で、思いやりがあって、正直。書きすぎるとほんとにネタバレになっちゃうので控えますが、「僕は何かあるとしょっちゅう泣く」とか、「子供にココアをこぼされない時間が欲しくなる」とかっていうジュード・ロウがものすごく可愛いと思ってしまうんです。理想の男かも^^;
この映画でジャック・ブラックは映画音楽の製作者なんですが、そのせいか、サントラもすごくいいです。ハンス・ジマーさんて有名な方のようなんですが。で、今サントラを借りようか、DVDを買おうか悩み中。サントラがiTunesになくて残念。
ちなみに、映画館で初めて見たときは、ジャック・ブラックが、才能はあるのかもなんだけど、ちょっと勘違い二枚目気取りなのがちょっと、「え?」って感じだったんですけれど、今見ると明るくて卑屈じゃなくていいかも。自分も年取って寛容になったなぁ、って思いました(笑)。
相変わらずキャメロン・ディアスもかわいいです。
★5つ。
≪追伸≫
iTuneにサントラがアップされたようです^^